2024 年 12月 23日 (月)
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韓国女性プロに薬物飲ませたゴルフレッスンユーチューバー、有罪判決でも活動再開に批判

(c)news1

元プロゴルファーでレッスンプロとして韓国で人気を集めるユーチューバー(30)が、薬物に絡んで有罪判決を受けながらも、ごく短期間でユーチューブに復帰したことで批判の声が上がっている。問題行為を起こした時に出演停止というガイドラインのある放送とは異なり、ユーチューブにはこうした規定がないためだ。

このユーチューバーはトーナメントで実績を残しているわけではないが、レッスンプロとして人気を得ており、ユーチューブチャンネルには購読者が25万人に上る。動画再生数も数百万ビューに達する。

昨年7月、このユーチューバーは飲み会の席で、教え子から受け取った違法薬物3錠を、同僚の女性プロゴルファーに「二日酔いに効く薬」と偽って飲ませた。また、他の教え子から譲り受けた違法薬物を自身の車やクラブで服用したとされる。

ユーチューバーは麻薬類管理法違反の罪で起訴され、ソウル中央地裁は先月15日、懲役2年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡している。検察側は量刑を不服として控訴している。

◇コメント欄閉鎖のまま運営

だが、このユーチューバーは有罪判決を受けたあとも、ユーチューブでの活動を自粛したわけではない。判決後の今月10日、このユーチューバーの弟子を名乗るプロ選手が「不在のプロに代わってレッスンを共有しようと思う」として、このユーチューブチャンネルにレッスン映像をアップロードした。

これにはネットユーザーから批判が巻き起こり、コメント欄には「麻薬犯罪に関与しながら復帰を試みるのか」などのコメントが書かれた。だが、このチャンネルはコメント欄を閉鎖したまま運営が続けられている。

ユーチューブは約款で「チャンネルが6カ月以上放置されたり掲示物がアップロードされなかったりした場合、裁量によりチャンネルの収益創出資格を剥奪する権利を保有する」と規定している。

このため社会的に非難されたユーチューバーの大半は「自粛する」としてチャンネルをいったん閉じても、「6カ月以上」になる前にチャンネルを復活させる場合が多い。このユーチューバーが新たな映像をアップした日は、最後の映像をアップロードして6カ月が過ぎる直前だった。

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