2023年2月、ソウルの住民登録人口が月別基準で1年ぶりに増加傾向に転じた。1000万人を割り込んで以後の漸減傾向から見れば異例だ。「新学期移住需要」を反映して2月だけ一時的に人口が増加したらしい。住宅価格高騰や深刻な少子化で、ソウルの人口が本格的な増加傾向に推移する可能性は低そうだ。
韓国行政安全省の住民登録人口統計によると、先月のソウルの人口は前月比2710人増の942万7583人。出生児(3486人)から死亡者(4427人)を除いた人口の自然減少分は941人だった。
それでも住民登録人口は、他の地域から流入した大学の新入生らによって増えている。ソウルの先月の人口を1歳単位で前月と比較してみると、大学新入生の年齢帯である満18歳と19歳の人口増加分がそれぞれ865人、805人に上っていた。
昨年も年中減少していたソウルの月別人口が2月だけ増加した。ソウル市関係者は「正確な原因を把握するのは難しいが、入学生の流入が影響を与えたと見られる」と説明した。
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