韓国の高校生の7割以上が、学校の成績が個人のバックグラウンドの影響を受けていると認識していることが、韓国教育開発院(KEDI)のアンケート調査でわかった。
KEDIは昨年8月22日~9月16日、高校2年生3202人と教師570人を対象に調査した。
生徒の28%は「教育の機会が誰にも公正に保障されていない」と答え、75.2%は「高校の成績が個人の背景に影響を受ける」と答えた。これは私教育への接近性や家庭環境などが高校教育の機会と過程、結果の公平性に否定的な影響を与えると感じているということだ。
同じ二つの質問に対する教師の回答はそれぞれ30.7%と81.4%。ともに問題認識が生徒より少し高かった。
また、生徒の35.8%は自分が受けている高校教育では適性や素質が生かされていない認識しており、教師の27.4%も啓発できないと答えた。
KEDIのキム・ジヘ研究委員は「生徒の教育課程の設計に必要な情報の不平等を緩和し、個別の生徒のニーズに対応するよう、教師からの支援、学習権利を保障するためのオーダーメード型学習を提供することが求められる」としている。
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