2024 年 12月 22日 (日)
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韓国オンライン小売クーパン、2四半期連続の黒字「期待感」

ソウル市内の駐車場に停められたクーパン配送トラック(c)news1

韓国最大のオンライン小売「クーパン」が昨年第3四半期(7~9月)に続き、第4四半期(10~12月)にも黒字を記録するだろうという期待が高まっている。大規模な物流投資を通じて、韓国の人口70%をクセ圏(クーパン+駅近エリア)に含めた効果が表れているという評価だ。

米紙ウォールストリート・ジャーナルなどによると、アナリストらが集計したクーパンの昨年第4四半期の平均EPS(1株当たり純利益)は0.05ドルだ。年間では1株当たり0.08ドルの損失を出す見通しだが、2四半期連続黒字を達成すれば、今年は年間実績も黒字に転じる可能性が高くなる。クーパンはで3月1日に実績を発表する。

クーパンは昨年第3四半期、EPSが0.05ドル(営業利益全体で1038億ウォン)でロケット配送の実施以来8年で初めて四半期黒字を達成した。クーパンは昨年3月の上場以来、四半期ごとに数千億ウォン台の損失を出し、第1四半期(1~3月)のコマース事業で初の調整EBITDA(償却前営業利益)黒字を達成した。

物を売るたびに赤字を出していた構造から脱したという意味だ。第2四半期(4~6月)には会社全体の調整EBITDA黒字を、第3四半期には全体の営業利益黒字を記録した。

クーパンが黒字に転じた背景には▽有料メンバーシップである「ワウ」会員の月定額料金を従来の2900ウォンから4990ウォンに引き上げた▽物流効率化を通じて費用と生鮮食品在庫を縮小した――などが挙げられる。ヘビーユーザーの確保に成功し、メンバーシップ価格の引き上げにもかかわらず、昨年第3四半期基準でワウ会員は1799万人で、前年同期比7%増えた。

(c)MONEYTODAY

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