ソウル市は23日、来月1日から「現金のないバス」運行を108路線1876台に増やすと明らかにした。現金のないバス運行は現在、18路線418台。これを大幅に拡大する。
現金のないバスは、運行中の現金確認やお釣りのやり取りがなく、運転手が運転だけに集中できるため、安全運行が可能だという。鉄製の現金料金箱の角で乗客がけがをしたり、お釣りや高額紙幣の使用をめぐる運転手と乗客のトラブルよる苦情も問題視されてきたためだ。
市が「現金のないバス」事業を施行するのは、市内バスの現金利用率が昨年0.6%(2012年は3%)と明らかに低いためだ。市は今後5年以内に0.1%前後に減少すると推定している。
「現金のないバス」は全国的に拡大する傾向にある。大田(テジョン)市は昨年7月から100路線945台の市内バスの現金料金箱をなくした。仁川(インチョン)市も昨年7月、現金のないバスの適用台数を228台(全体運行バスの10%)に拡大した。
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