2024 年 12月 31日 (火)
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撲滅策の模索「年齢制限を延長してみては」 [KWレポート 韓国“総”激怒の兵役不正 (9)]

虚偽のてんかん診断を斡旋し、1億ウォン以上を受け取った疑いが持たれている兵役ブローカー(c)news1

最近、韓国を騒がせた兵役逃れの試みに対し、専門家らは次々に解決策を打ち出した。

「国民の同意を前提に入隊延期年齢の制限を緩和する必要がある」

「兵役不正を犯しても1年未満、執行猶予がほとんどだ。処罰を強化しなければならない」

「身体検査対象者は24万8000人だが、判定する医師の不足をなんとかしなければ」

news1の取材を総合すれば、兵役不正が周期的に繰り返されることを防ぐためには、構造的な解決策が必要だというのが専門家たちの見方だ。

◇芸能人・アスリート事実上「30歳」引退

「全盛期なのにこれを逃したらまた享受できるか心配でした」

兵役逃れを試みたある有名運動選手が軍法廷で述べた言葉だ。軍法務官出身のユン・ビョングァン弁護士は「芸能人・スポーツ選手のほとんどが摘発されて以来、キャリア断絶の恐れと不安のために罪を犯したと訴えた」と語る。

芸能人と運動選手たちは、職業寿命が短いという特殊性から、若い頃に一生の収入の大部分を稼がなければならない。「軍白期」(軍服務による空白期)によるキャリアの断絶が兵役逃れを試みる主な理由だ。除隊後、再び芸能人、運動選手生活を続けられるという保障がないためだ。

アイスホッケーの実業チームに入団したA氏は「空の星を取るほど難しい入団試験をパスしたが、いつか軍隊に行かなければならないという圧迫感で寝ていても飛び起きる。2年間、ホッケーができないのが大きな負担だ。除隊後にチームに復帰できるか不安だ」とため息をついた。

◇代替服務、至難の業

専門研究要員や産業技能要員として代替服務に就いて経歴を継続する人もいるが、運動選手にとって代替服務制は、小さな針穴に糸を通すように難しい。

兵務庁によると、2022年末に専門研究要員として7038人、産業技能要員として1万8484人が服務している。一方、兵務庁が発表した「2023年第1次国軍スポーツ部隊選手(兵)募集計画」によると、23種目213人に過ぎない。

芸能人にはこれでさえもうらやましく映る。韓国マネジメント連合のイ・ナムギョン局長は次のように訴える。

「芸能人は30代を超えると寿命が終わると考えられている。専門研究要員やごく少数の運動選手は何とかキャリアを継続できるが、芸能人は最初から方法がない」

(つづく)

(c)news1

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