韓国のイエス24・教保文庫・アラジンなどインターネット書店が、無料配送基準金額を1万ウォン(1ウォン=約0.1円)から1万5000ウォンに電撃的に引き上げた。配送費も2000ウォンから2500ウォンに上がった。これにより、本1冊だけ買っても無料配送した時代は終わった。
書店関係者は配送費の引き上げは避けられないという立場だ。イエス24は「配送料を引き上げたのは今回が初めて。これまで物流費、人件費などが持続的に上がる状況で持ちこたえていたが、これ以上維持できず結局引き上げに踏み切ることになった」と説明した。
教保文庫も「配送費引き上げは昨年から内部的に議論していた事案だった。現在の状況で長期的な運営のためには一度程度上げる必要があった。これまで先送りしてきたが引き上げることになった」と伝えた。
無料配送費基準が1万5000ウォンに引き上げられ、読者たちは困惑した反応を見せている。小説、詩集など文学図書の場合、1万5000ウォン以下の場合がほとんどだ。
インターネット書店の愛用者は「すべての物価上昇の中で送料無料を受けるために本を2冊以上購入しなければならないなら、購入そのものを考え直すこともありそうだ」「買いたい本をまとめてから、一度に買うことになりそうだ」と話している。
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