韓国で昨年、食品企業の大半が値上げを少なくとも1回以上断行したことで、商品単価の上昇効果が売り上げ増大につながったことがわかった。年間売り上げ3兆ウォン(約3100億円)を突破した食品企業も、従来の4社から昨年4社が新たに加わり、8社になる見通しだ。
昨年、農心(ノンシム)とロッテ製菓SPCサムリプなどが年間売り上げ3兆ウォンを新たに突破した。まだ実績発表前のオットゥギも売り上げ3兆ウォンを突破するだろうという分析が支配的だ。
農心は売り上げ3兆1291億ウォンを上げ、創立57年で初めて「3兆クラブ」に加入した。SPCサムリプも昨年の売り上げが前年に比べて12.5%増加した3兆3145億ウォンを記録した。両社は昨年それぞれ2回ずつ商品価格を引き上げたが、この効果も売り上げ増大に一部影響を与えたというのが業界の判断だ。
昨年、ロッテフードと吸収合併を進めたロッテ製菓は4兆745億ウォンの売り上げを上げた。市場支配力の高いメイン製品の価格調整を進めたオットゥギもやはり3兆1000億ウォン前後の売り上げを上げるものと予想される。
既存の「3兆クラブ」にはCJ第一製糖を筆頭に大象(テサン)と現代(ヒョンデ)グリーンフード、東遠(トンウォン)F&Bが名を連ねている。
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