韓国最大の旅行アプリ「ヤノルジャ」のクラウドソリューション企業「ヤノルジャクラウド」は20日、客室管理システム「ワイフラックス(Y FLUX) GRMS(Guest Room Management System)」適用のスマート客室管理システムを売り出したと発表した。
スマート客室管理システムは効率的なホテル運営と、簡単・便利な顧客宿泊環境を支援する。今年12月の国内での商用化を手始めに、対象とするホテルの拡大を本格化させる予定。
システムは、利用者に鍵のない(キーレス)宿泊環境を提供する。チェックインの際、ホテルがモバイルリンクを通じてスマートフォンに「ワイフラックス・パス」を発行する。これにより、カードキーなしで客室ドアやエレベーターをコントロールできるようになる。パスを通して客室の温度や照明を調節できるほか、客室清掃などの要請事項もホテルに伝えられる。同伴客を指定してパスを共有したり回収したりもできる。
ホテル側の運営効率も改善される。職員は、モバイル機器があれば場所を問わず、客室の現状や宿泊客の要請をリアルタイムで確認できる。客室内に搭載された感知センサーを通して宿泊客の在室有無をリモートで把握でき、電力使用が効果的となる。客室ドアの開閉現状が履歴で管理されるため、ホテルの安全をいっそう強化できる。
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