2024 年 12月 22日 (日)
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韓国軍、性能アップの「長射程砲キラー」、戦力化を4年前倒し

戦術地対地ミサイル(KTSSM)(防衛事業庁提供)(c)news1

有事の際、北朝鮮の地下坑道を破壊するなどの用途で開発した韓国型戦術地対地ミサイル(KTSSM)。この性能をさらに強化した新型兵器体系の開発が本格化する。韓国軍は早ければ来月中に「KTSSM-Ⅱ」の体系開発基本計画を樹立する予定だ。

軍当局はKTSSM-Ⅱ戦力化時期を、当初計画した2034年から2030年までに短縮するという。昨年4月、防衛事業推進委員会で議決された「KTSM-Ⅱ事業推進基本戦略修正案」に伴うこの事業には計1兆5600億ウォンが投入される。

「長射程砲キラー」と呼ばれるKTSSMは短距離弾道ミサイルで、2010年11月の延坪島(ヨンピョンド)砲撃以後、北朝鮮が地下に作ってきた長射程砲陣地などに打撃を与えられる武器体系導入の必要性が提起され、開発されたものだ。

現在実戦配備が進められている「KTSSM-I」の場合、固定陣地で運用する。新たに開発する「KTSSM-Ⅱ」は、韓国製多連装ロケット砲K-239「天舞」の移動式発射台(TEL)車両で運用する形になる。

これに伴い、KTSSM-Ⅱは機動性と隠匿性による運用要員の生存可能性が、さらに高くなると期待される。

(c)news1

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