2024 年 12月 22日 (日)
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韓国の中古車、対ロシア輸出が前年比なんと1163.2%増

11日、ソウル市内の中古車売買市場(c)news1

韓国から昨年、ロシアに輸出された中古車輸出額は5億7276万ドルで、前年(4534万ドル)比1163.2%増加したことが、韓国貿易協会と中古車業界の調べでわかった。中古車全体の輸出額で対ロ輸出が占める割合は2021年2.3%から昨年19.4%に増えた。

輸出台数は1万9626台で、前年(2358台)比732.3%増加した。全体の中古車輸出台数に占める割合も0.5%から昨年4.9%に増えた。

国内中古車がロシアで飛ぶように売れているのは、ロシアのウクライナ侵攻による効果と解釈される。米国、欧州連合(EU)などの自動車大国が対ロ制裁によって新車輸出を禁止し、ロシア内の中古車需要が急増したためだ。

これを受け、ルノーとトヨタ、日産、BMW、メルセデス・ベンツ、WAG(フォルクスワーゲン・ポルシェ・アウディ・スコダ)、ステランティス、ジャガーランドローバーなどのグローバル完成車メーカーは相次いでロシア市場から撤退した。韓国の完成車メーカー各社も、ロシア内の生産工場の稼動を停止している。

こうしたなかでも、中古乗用車は制裁対象から除外されており、反射効果を享受している。ロシアの主要銀行が国際決済システムである国際銀行間通信協会(SWIFT)から締め出され、貿易取引が難しくなったが、中古車は規制を受けない地方銀行を通じて取引が可能だ。

(c)news1

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