韓国全羅北道(チョルラプクド)で昨年、会食中にある道職員が上司から暴言とパワハラを受けた。周囲にも知れ渡るほどの行為だったが、職員が「自分の昇進」を考えて申告しなかったため、上司は年明け、米国に栄転した――この一件がいま、道議会で取り上げられている。
キム・ソンス議員は6日に開かれた自治行政局の業務報告で「上司がパワハラし、多数の公務員がそれを認知しているのに懲戒をしなかった」と述べ、道当局の対応を問題視した。
議会でこの上司の話が取り上げられると、上司が以前勤めていた部署でも「パワハラを受けた」「暴行を受けた」といった声が次々に上がり、監査官室が動き出す事態になった。キム・グァンヨン知事も事態を深刻に受け止め、調査を約束しているという。
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