韓国のヘルスケア会社「スリーアールコリア(3RKorea)」が国内で初めて開発した画像投薬機(一般医薬品の自動販売機)が2月下旬、ソウルや京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)など首都圏地域の薬局10店でモデル事業に入る。同社のパク・インスル代表は「早ければ来週に設置し、点検に入る」と述べた。
画像投薬機は、薬剤師でもあるパク・インスル代表が2013年に開発した。購入者は薬局前に設置された画像投薬機で遠隔の薬剤師とビデオ通話し、薬を選んでもらう。
薬剤師との会話は6カ月間保管し、購買の証拠が残るようクレジットカードやデビットカードで決済する。事故防止に寄与するとみられ、アルバイトが薬を売るコンビニより安全だという評価もある。
処方箋がなくても買える風邪薬、消化剤など11品目の一般医薬品が販売される。大半の薬局は夕方に閉店するが、画像投薬機は24時間営業する。
科学技術情報通信省は昨年6月の審議委員会で「一般医薬品スマート画像販売機」(遠隔画像投薬機)の設置を承認している。3カ月間のモデル事業後、拡大するかどうかを決める。
パク・インスル代表は「徹底的に準備する。画像投薬機が安全で便利なことを広く知ってもらう契機になると」と期待している。
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