新型コロナウイルス感染拡大への予防策が一段落し、室内でのマスク義務着用が1月30日に解除されたことを受け、韓国でカラーメーキャップ系や肌の手入れに用いる化粧品の売り上げが爆発的に伸びている。流通各社は増え続ける需要をつかむため、先を争ってセールに乗り出している。
ホームショッピング「GSショップ」によると、1月25日から31日までの1週間、カラーメーキャップ化粧品の売り上げを集計した結果、前年同期比157%増加した。口紅、リップスティック、リップ系コスメのティント、リップライナーなど唇と関連した化粧品の売り上げは7倍になった。
ファッションプラットフォーム「ジグザグ」でも、1月20日から30日まで口紅販売量が前月同期比67%増。通常、売り上げが伸びるのは割引企画展が集中する年末で、1月末に販売が増えたのは異例だという。口紅以外の需要も全般的に上昇。同期間、肌の欠点を隠すパウダーとパクトは52%、顔を立体的に見せるチークは50%増加した。
新世界インターナショナルが公式輸入・販売する高級メイクアップブランド「アワーグラス」も1月28日~2月1日の5日間の売り上げが前年同期比149%増加。1月の1カ月間、売り上げも109%伸びた。独自スキンケアブランド「YUNJAC(ヨンジャク)」も1月の1カ月間売り上げが71.6%増加し、最も多く売れた「スキンパーフェクトプロテクティブベースプレップ」は販売量が617%急増したという。
こうした「特需」を受け、流通会社はセールに乗り出す。
GSショップTVホームショッピングは4日に美白アンプル、6日にエステティック機器など、10日までビューティー中心のラインアップを組んでいる。ジグザグは6日まで「アイドルメイクアップのためのアイテム」企画展を開催。ロムアンド▽クリオ▽Fwee(フィー)▽リリーバイレッド▽ペリペラ――などの人気商品を最大80%割引で販売する。
新世界インターナショナルのコスメ関係者は「これまでマスク着用によって注目されなかった水光、光彩、しっとりとした肌表現と関連した製品が人気」と話している。
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