韓国で等身大人形の投棄をめぐる騒動が相次いでいる。「リアルドール」という商品で、韓国では昨年12月に通関が許可されたものだ。何も知らずに箱を開けた清掃作業員が「バラバラ事件」と勘違いするなど、トラブルが絶えない。
オンラインコミュニティーに昨年5月、「貯水池で見つけたリアルドールを“女性の遺体”と間違えた」というエピソードが投稿された。
京畿道(キョンギド)広州(クァンジュ)市昆池岩(コンジアム)で、ある男性が貯水池を付近を歩いていると、“白骨化した遺体”のようなものが目についた。男性は「狂いそうになる自分を落ち着かせた」という。確認すると、髪の毛がすべて抜けている「リアルドール」だった。
最近でも清掃作業員の投稿が話題になった。「たまに箱から生きている犬や猫が出てくることもある。なので怪しい箱を開ける時、ある程度、心の準備をする。だが、今回はそんな余裕もなかった」
作業員がかつらだと思って引っ張ったら「斬首されたモノ」だったため、後ろに倒れた。「これは“バラバラ殺人”だ」と思い、うろたえたという。
作業員は投稿に次のように注意書きを添えた。「リアルドールを買う方、捨てる時のことをしっかり考えてください」
タイ・バンコクでは昨年8月、海辺でリアルドールが見つかって警察沙汰になったこともある。
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