韓国言論振興財団がこのほど、韓国人を対象に「この1週間で紙の新聞を読んだか」と尋ねたところ、9.7%が「読んだ」と回答した。閲読時間は1日平均3.3分だった。同財団の「2022年言論需要者調査」で明らかになった。
調査は昨年7月28日から10月20日までの12週間、全国の5万8936人を対象に実施した。
閲読率は男性(13.0%)が女性(6.5%)より高く、年代別では60代(13.2%)と50代(12.4%)と高かった。
閲読時間は男性(4.6分)が女性(2.0分)の倍だった。年代別では60代が最も長い4.7分、職業別では管理・経営・専門職で7.3分が最も長かった。
一方、スマートフォンやタブレット、テレビなども含めた「結合閲読率」は84.1%だった。男性は86.9%、女性は81.3%で、年齢別では40代が最も高く93.5%だった。
同財団は「最近、若い世代のニュース利用が低調で、特に新聞をあまり読まないという認識が一般的だ。ただ、結合閲読率は20代91.0%、30代93.0%、40代93.5%と非常に高かった」と指摘する。そのうえで「媒体として紙の新聞の利用率は非常に低いが、ニュース生産者として新聞の影響力は依然として大きい」と強調する。
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