2024 年 11月 26日 (火)
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韓国の愛酒家ピンチ…ビール、焼酎、ウイスキー、マッコリ全部値上げ

(c)news1

韓国で食品価格が変動する中、酒の価格も上がるといわれ、愛酒家たちの恨みが高まっている。酒の値上げは庶民の哀歓を癒してくれた焼酎や濁酒(マッコリ)はもちろん、ビールやウイスキーなどの酒種を網羅している。

酒類業界は原材料価格を含め、包装材・瓶・物流・電気代など諸般費用上昇と同時に消費者物価と連動した酒税引き上げまで重なり、価格引き上げが避けられないという立場だ。

輸入ビール1位のハイネケンは2月10日から全製品の価格を7~10%ほど引き上げる予定だ。ハイト真露も「クローネンブルグ1664ブラン」をはじめとする輸入ビールの値上げを検討している。

4月からは国産ビールと濁酒の酒税も値上がりし、値上げにつながる見通しだ。企画財政省が発表した「2022年税制改編後続施行令改正案」によると、今年ビールにつく税金は1リットル当たり30.5ウォン(1ウォン=約0.1円)上がった885.7ウォン、濁酒は1リットル当たり1.5ウォン上がった44.4ウォンが賦課される。

昨年の物価上昇率(5.1%)の70%である3.57%を従量税率に反映した結果だ。ビール業者は2020年の従量税転換以後、毎年酒税が上がっており、出庫価格を引き上げてきた。今年の値上げ幅は昨年(ビール20.8ウォン、濁酒1.0ウォン)より大きく、販売価格も上がるしかない。

焼酎の価格も値上がりする見通しだ。昨年、焼酎の主要主原料の酒精価格と瓶のふたの価格が上昇したのに続き、今年は空き瓶の価格が引き上げられ、値上げ要因が発生したためだ。

政府は物価高による民生経済の困難を減らすため、主要食品メーカーを対象に値上げ自制を要請した状況だ。しかし、製造原価に最も大きな比重を占める瓶価格が上がる場合、焼酎価格の引き上げは避けられないというのが業界の大方の見方だ。

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