プレミアムブランドは、従来の内燃機関車に対する消費者の期待と忠誠度が高いため、これを電気自動車にもそのまま引き継ぐ戦略を展開するのだ。
ただ、このような戦略は内燃機関モデルと電気自動車モデルの価格差に難点がある。
電気自動車はバッテリー価格が原因で内燃機関車より高い。メルセデス・ベンツのEクラスの最低価格は6000万ウォン台だが、同クラスの電気自動車であるEQEは1億160万ウォンだ。
ロイターなどによると、メルセデス・ベンツはEQブランドの段階的廃止を検討している。同じブランドなのに大きな価格差があるという点への不満を考慮に入れたようだ。
ベンツやBMW・アウディのようなブランドはネームバリューがあるため、既存の車両のアイデンティティをそのまま維持するのが有利だと見た。
大衆性の高いブランドでは最初から新たなラインナップだ。
大徳(テドク)大学自動車学科のイ・ホグン教授は「電気自動車ブランドに完全に転換するなら、既存のラインナップを維持しても良い。だが内燃機関も並行する必要があるなら、長期的にはラインナップを分離するのがより有利かもしれない」と展望する。
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