大英博物館は旧正月に際し、「韓国の旧正月」という表現を使って中国のネットユーザーから批判を受け、その後、「中国の正月」に言い換えていたことがわかった。
大英博物館は今月12日、ツイッターアカウントに「新羅アンサンブルの幻想的な公演とともに韓国の旧暦のお正月を一緒に楽しんでみてください」として、韓国の伝統公演を広報するための文とともに「Korean Lunar new Year」(韓国旧暦のお正月)を広報文句として表記した。
これに中国のネットユーザーが反発し、ツイートは「中国から来た伝統なのに盗むな」「旧正月はいつ韓国のものになったのか?博物館なら歴史をきちんと知るべきだ」などコメントで埋め尽くされ、大英博物館はツイートを削除した。
22日になって大英博物館は、SNSにウサギを持った中国、清の女性の絵を載せ、「Chinese New Year」(中国の正月)というハッシュタグを付けた。「2023年はウサギの年」として「絵は清の女性がウサギを優しく持っている姿」という説明も付け加えた。
メディアに配布した文章でも「中国正月」という表現を使った。大英博物館報道官は「博物館行事とオンラインプラットフォームを通じて新年に良いことを祈りながら英国で、そして世界的に中国の旧正月を祝う」と明らかにした。
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