韓国で「背を伸ばす」という健康機能食品市場の規模が、4年間で10倍程度に急増した。市場が拡大し、韓国最大の総合食品メーカーCJも関連市場への進出を図っている。
CJ第一製糖の100%子会社「CJウェルケア」は、「背を伸ばす」栄養剤「キクルアイ(背の高い子)」の商標出願を申請した。商標の指定商品は、人体成長ホルモン、カルシウムを主成分とする栄養補充剤、食品補充剤形態のビタミン剤、紅参加工食品、紅参ゼリー、発酵加工された紅参などだ。
通常、背を伸ばす健康機能食品には、子供の成長機能性と安全性が認められた個別認定型原料である「ファンギ(キバナオウギの根)抽出物などの複合物(HT042)」が含まれている。ここに紅参、カルシウム、ビタミンDなどの栄養成分を入れ、主にゼリー状にする。CJウェルケアも似たような成長栄養剤製品の発売を準備していると観測される。
これは「背を伸ばす」健康機能食品市場が大きくなっているためと分析される。食品医薬品安全処によると、HT042関連の2021年の売り上げは619億ウォン(1ウォン=約0.1円)で、前年の461億ウォンに比べて34.2%増加。2017年の67億ウォンと比べると、4年間で10倍ほど急増した。
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