韓国で旧正月の22日午前、仁川(インチョン)国際空港第1ターミナルの出国場は、海外に向かう大勢の旅行客でにぎわった。新型コロナウイルス感染の余波で中断されていた国際線運航が昨年半ばから一つ二つ再開され、旅客数も次第に増加したためだ。加えて、日本のビザなし観光が昨年11月に解除され、本格的な旅客需要の回復を後押しした。
同日、仁川空港では札幌、福岡、大阪などに向かう旅行客が多かった。航空運賃は依然高いが、ノービザであるうえ、円安で旅行費用はあまりかからないためだ。
この日午前、札幌に向かうキム・ミヒョンさん(35)は「3年前に家族と札幌旅行を計画したのに、新型コロナで行けなかった」「札幌に行けばスープカレーも食べて良い思い出を作る」と話した。
東京へ旅行に行くチェさん(23)は「東京では韓国人旅行客が多く、有名なグルメ店は賑わいそう。今回の旅行では友達と渋谷の隠れたグルメ店を探すことにした」と声を弾ませた。
旧正月連休に仁川国際空港を利用する国際線利用客は1日平均12万人を突破すると予想されている。昨年(8859人)比で1291%増となる。
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