韓国で昨年、国内の空気質が観測を始めた2015年以降、最もきれいだったことがわかった。
環境省によると、全国で昨年、微小粒子状物質「PM2.5」の「悪い」等級を記録した日は17日で、2015年(45日)より73%、2021年(23日)より26%減少した。
17市道別に「悪い」等級を超えた日は、それぞれ6日から40日までと、地域的な偏差が大きかった。ただ、年中悪い等級日数が30日を超過した首都圏と忠清(チュンチョン)圏を中心に大幅に減少したことが分かった。
昨年ソウルと仁川(インチョン)、忠清南道(チュンチョンナムド)はそれぞれ31日、京畿(キョンギ)40日、忠清北道(チュンチョンプクド)34日、世宗(セジョン)30日で前年より4~11日減った。特に忠南は2021年に最も悪い等級日数が多い42日を記録したが、1年ぶりに11日減った。
全国の年平均PM2.5濃度は2021年と同じ数値で2年連続最低値を維持し、これは2015年に比べて31%改善された数値だ。
環境省は、PM2.5が改善されたのは▽国外環境の好転▽良好な気象条件の形成▽国内政策履行の複合的影響――によるものと分析している。
まず、中国からの粒子状物質が2015年より47%減った。国内ではPM2.5低減のために圏域別の大気汚染物質の排出許容総量制施行とともに煙突自動測定機器付着・管理拡大した。また、老朽化した石炭発電所10カ所を廃止した。
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