韓国のウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相が現地時間のこのほど、米ラスベガスにある自動運転専門企業「モーショナル(Motional)」を訪問し、未来モビリティビジョンについて意見交換した。ウォン氏は同社が商用化を推進しているロボタクシーに自ら乗り込んだ。
ロボタクシー(Robotaxi)は、ロボット(Robot)とタクシー(Taxi)の合成語で、自動運転車とタクシーサービスを結合したものだ。つまり、ドライバーなしで自動運転で運行されるタクシーだ。
同社は、韓国・現代自動車と米自動車部品大手「アプティブ(APTIV)」の合弁会社。年内にラスベガスでロボタクシーの商用化を推進し、将来的には世界に領域を広げる計画を持つ。
ウォン氏は「ロボタクシーがラスベガスの、あるホテルを出発して走行している間、運転席にいた人が一度もハンドルに手を触れなかった。非常に安定している」と語った。
モーショナルは現在、呼び出し型自動運転タクシーサービスを一般に提供している。現代自動車の「アイオニック5(IONIQ5)」が基盤であり、ラスベガスの中心地域で呼び出し時に無料利用が可能だ。保有車両は計50台余りで、このうち20台余りが運行しているという。
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