韓国のオンライン映像プラットフォームを利用していると「壺ベッティング」「ルーレット」のように賭博を連想させるタイトルのリアルタイム放送がある。実際、こうした放送がサイバーマネーを利用した賭博ゲームに変質する例が相次ぎ、懸念の声が出ている。
全羅南道(チョルラナムド)警察庁は4日、賭博空間を開帳した容疑で、20代の男を送検した。男はインターネット放送の司会者。2020年7月からルーレットゲーム賭博場を11回開き、賭け金を受け取った疑いがもたれている。1000人余りの視聴者から1700万ウォン(約176万円)相当の収益を上げたという。
このようなインターネット放送を使った違法賭博行為が増えている。射幸事業統合監督委員会が発表した資料によると、インターネット放送賭博に関連した申告は2020年の19件から2022年には71件に3倍以上増加した。
インターネット放送を手掛ける者が単にゲームサービスを提供するという次元を越え、違法な賭博行為に積極的に参加する場合もある。過去、ゲームの中の確率型アイテム選び場面をリアルタイムで共有して賭博をする「壺ベッティング」が代表例だ。
壺ベッティング賭博は、オンラインゲームの中のキャラクターの次の攻撃モーションを合わせたり、無作為に現れるアイテムに合わせたりするなどの形式で多様化した。
最近、あるコミュニティに、カードや宝石箱を利用した手口の違法賭博を申告する書き込みが掲載されたりもした。視聴者はサイバーマネーを利用してゲームに参加し、放送人は視聴者を相手に稼いだサイバーマネーを現金化して収益を得る。
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