韓国デザイン振興院(KIDP)の「製造企業デザイン人材支援事業」は、デザインの活用が低調な中小・中堅企業に、最大2人までデザイン人材と人件費などを支援する事業だ。
KIDPのデザイナー人材プール(Pool)を利用できるほか、支援対象企業がデザイナーを雇用した場合、2022年末までに実務経験によって決められた人件費の半分の支援を受けられる。
デザイナーの経歴は、実務経験4年未満の「補助」から、20年以上の「総括」まで6等級に区分される。
等級別の労賃単価により576万ウォン(約60万円)を限度に月給の半分を支援する。デザイナーには採用の機会を提供し、中小・中堅企業には人材採用を通じてデザインの活用を促進するというのが事業の目的だ。
ハウルポッドはこの事業を通じて、2021年はデザイナー1人を雇用した。会社が採用した人材に対し、人件費の補助を受ける方式だった。ハウルポッドは、浮いた人件費でさらに1人を採用した。その結果、共同代表2人を含め、5人だったデザイナーは7人に増えた。
「デザイン業務の特性上、デザイナーと会社が互いに適応する期間が必須になる。会社は人件費の支援を通じ、一種の『試用期間』を置くことができ、デザイナーが会社のデザインスタイルを身につける間の負担を減らすことができた」
ハウルポッドのアン・ジュングン代表はこう振り返った。
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