北朝鮮の公式メディアは最近、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が、不揃いなお菓子の色まで自ら正そうとした事例を強調しながら、キム総書記の「愛民主義」精神を強調した。
朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、「人民の幸福をもたらしてあげなさい」というタイトルの記事を掲載し、キム総書記の愛民主義が強調された事例を紹介した。
数年前、キム総書記がある食品工場を視察した際、「お菓子」の両面の色が整っていない点を指摘し、自ら解決方法を模索したという。同紙は「お菓子の色の違いは味にまで影響を与えることはない。だが、人民のための仕事には小さな欠点でもあってはいけないと完璧な信条をお持ちの総書記は小さな違いでも看過しなかった」と宣伝した。
この事例は、キム総書記が2018年7月、ソンドウォン総合食料工場を訪れた時のものだと思われる。宣伝メディア「朝鮮の今日」は昨年2月、同じ話を紹介する中で、キム総書記が労働者や消費者でさえ知らない問題を指摘したのだと伝えていた。
キム総書記は執権後、絶えず工業製品の品質改善を推進してきたが、この日紹介された事例でもこうした方針を伝えるとともに、愛民主義の「繊細さ」も強調されていた。
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