2024 年 12月 21日 (土)
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韓国・地方空港からベトナム100人、行方不明のまま…景気浮揚のための「ノービザ」裏目

襄陽(ヤンヤン)国際空港の全景(c)news1

韓国で昨年、無査証(無ビザ)入国制度を悪用して江原道(カンウォンド)襄陽(ヤンヤン)国際空港に入国したベトナム人100人余りが行方不明になって3カ月が経った。このうち2人だけが検挙された。

この状況を受け、新型コロナウイルス感染で低迷している地域の景気活性化のために導入した無査証制度が、不法滞在のため計画された韓国入りの主要ルートに転落したという懸念が持ち上がっている。

法務省の資料によると、昨年6月の無査証制度施行以後、入国した外国人は計2563人。国籍別ではベトナムが2035人で最も多く、フィリピン414人、モンゴル114人だ。このうち無断離脱者は109人で、ベトナム93人、モンゴル15人、フィリピン1人。これは同期間の全入国者の4.2%に当たる数値だ。これら無断離脱者のうち検挙されたのはたった2人に過ぎない。

昨年10月、襄陽~ベトナム路線就航直後、2週間でベトナム国籍の100人余りが無断で離脱する事態が起きている。関係当局は、無断で離脱した人たちが無査証観光制度を悪用して不法滞在を試みたとみて、行方を追っている。

(c)news1

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