韓国の国立現代美術館でパワハラなどの不当・違法な業務が明らかになり、監督官庁の文化体育観光省がユン・ボムモ館長に厳重警告を言い渡すなど措置を取った。
同省によると、同美術館のある所属長が、館内での業務を念頭に「外に出て行って、何か話したら殺すからな」などの暴言を浴びせた。別の部署の所属長は会食の席で職員に点数をつけて評価し、「化粧をしろ」などと外見を侮辱したりしたという。
同省は、ユン館長がこうした行為を知っていながら措置を取らず、組織内の不信が広がったとして厳重警告とした。
また、同美術館は昨年9月、カフェテリアやミュージアムショップ、駐車場などでの収益金のうち3200万ウォン(約340万円)を職員に激励金として支払ったという。本来、国庫に返却すべき性格のものであったため、同省は国庫に返納するよう通告した。
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