韓国の国産戦闘機KF-21「ポラメ」の試作3号機がこのほど、初飛行に成功した。これにより、国産戦闘機は今後、3機の試作機によって飛行試験を進めることができるようになった。
防衛事業庁によると、試作3号機は5日午後1時1分ごろ離陸し、約37分間飛行した。1号機は昨年7月19日に初飛行に成功し、2号機は同11月10日に初飛行試験を終えている。
KF-21の飛行試験は▽初期飛行健全性▽領域拡張▽性能検証▽武装適合性▽軍運用適合性――などの段階別に性能を確認・検証する方式だ。
3号機は▽1号機だけで可能だった「速度領域拡張」▽2号機だけで可能だった「構造荷重領域拡張」のための計測システム――の二つを備えた多用途・多目的試作機だ。
「構造荷重領域拡張」試験は、戦闘機が機動中、機体が受ける荷重(重力加速度の数倍以上)を測定し、変形に抵抗できる剛性を確認する。
防衛事業庁は「KF-21は高度・速度・構造荷重など試験を順次実施し、飛行可能領域を拡張している」と説明している。
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