韓国で「てんかん診断」の手口で兵役を逃れたスポーツ選手らが相次いで摘発されている。捜査対象は現在100人余りに達し、スポーツ選手のほか芸能人、政府高官や法曹関係者の子弟らも含まれているという。
ソウル南部地検は先月21日、てんかんなどの症状をでっち上げて、兵役義務者に「兵役減免」の判定を受けさせたとして、兵役ブローカーを兵役法違反の罪で起訴している。同地検と兵務庁は今月初め、「兵役逃れ合同捜査チーム」を立ち上げ、捜査を進めている。
既に、同じ手口で兵役を回避した疑いが持たれているバレーボール選手、チョ・ジェソン(27)=OK金融グループ=の聴取を終えている。
捜査対象には、これまで指摘されてきたサッカーやバレーボールなどに加え、ボウリングや乗馬の選手も含まれていることが判明した。フィットネストレーナーやラッパーらも捜査線上に浮上しているという。
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