韓国コンビニ業界が、増える観光需要に合わせて両替・払い戻しサービスなど金融サービスを導入している。エンデミック転換と本格的な経済活動再開(リオープニング)で増える観光客需要を狙うという戦略だ。
コンビニ「GS25」は3日、外貨両替キオスクを導入した。スーパーマーケット「GSザ・フレッシュ」でも同じサービスを運営している。
GSが協業しているのが、統合外貨両替管理サービス「バディキャッシュ(BUDDY CASH)」を運営する「ウッディ」だ。同社は2020年にも大型マート「ホームプラス」とともに無人両替・外貨積立サービスを手掛けた。
GS25とGSザ・フレッシュは本格的なサービスに入る前、金浦(キムポ)空港や永登浦(ヨンドゥンポ)、東大門(トンデムン)など観光客需要が集中する重要地域10カ所でテストサービスを展開し、その後、順次、キオスク拡大する計画だ。
コンビニフランチャイズ「CU」も2021年11月の段階で、コンビニで両替代金を受け取るサービスを導入している。現在は昨年末から両替サービスのリニューアル作業を進めており、3月ごろに再開する方針だ。
業界では、両替などコンビニでの金融サービスを拡大すれば、顧客のサービスへのアクセスもいっそう改善されると予想している。これまで銀行の営業時間にだけ両替が可能で、会社員は不便を感じてきたが、サービス導入によって会社近くのコンビニで簡単に両替できることになる。
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