韓国で「地方大学の危機」がますます深刻化している。定時募集競争率が3倍にならず「事実上未達」とされる大学の10校のうち8校は地方大学だ。
ソウルの大学予備校「鍾路学院」が3日に明らかにした2023学年度の定時募集競争率を見れば、ソウル圏は5.81倍、仁川・京畿圏6.09倍だったのに対し、地方は3.56倍だった。
地方大学113の定時募集競争率は昨年(3.36倍)に比べて小幅で上昇した。だが、競争率が3倍を超えず「事実上未達」に分類される大学68校のうち59校(86.8%)は地方だった。昨年83.1%だったのが、その比率が今年は3.7ポイント上がった。
競争率3倍未満の大学は、ソウル圏では昨年8校(10.4%)から4校(5.9%)に減少した。
全国の25大学に開設された半導体関連学科の競争率はソウル圏5.74倍、仁川・京畿圏4.38倍、地方圏3.64倍だった。半導体関連学科が開設された12の地方大学の半導体関連学科の競争率は、最も高いところは8.55倍(慶尚国立大学)。一方、未達のところも2カ所(木浦大学0.42倍、中源大学0.21倍)あった。
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