昼夜問わず、遠くにいる敵をより詳しく識別し、標的情報を味方とリアルタイムで共有できる――作戦の効率性をこのように高めた「多機能観測鏡」を、韓国軍が最近、戦力化した。監視・偵察能力がいっそう強化されそうだ。
多機能観測鏡は光学装備専門「イーオーシステム(EO SYSTEM)」が開発した。防衛事業庁はイーオーシステムと購買契約を結び、試験評価、受諾検査、装備性能、運用性検証を終えた。
韓国軍がこれまで使ってきた双眼鏡や多機能双眼鏡は、夜間の使用に難点があった。また標的情報を得るためには地図・羅針盤などを活用しなければならないうえ、それを部隊間で、リアルタイムでの共有も難しかった。
防衛事業庁はこうした問題を改善・補完するため多機能観測鏡の導入を検討してきた。
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