2024 年 11月 26日 (火)
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[KWレポート] アフター“兄弟の乱”ロッテはこう変わる(7) モビリティ新事業

ロッテケミカルの基礎素材研究所全景(写真=ロッテケミカル)(c)MONEYTODAY

ロッテは、電気自動車充電トータルサービスを構築する「モビリティ」の新事業も手掛ける。系列会社のオフライン事業所を活用し、韓国電気自動車の充電インフラ生態系を拡張したい考えだ。

◇充電インフラ生態系を拡張

ロッテ情報通信の子会社「中央制御」は今年8月、電気自動車充電サービスブランド「EVSIS(イブイシス)」を公開し、電気自動車の充電事業に進出した。ロッテは2025年までに、顧客のアクセスのよい都心の百貨店やマートなどの駐車場に、急速・中速のEVSIS充電器を1万3000基以上設置する計画だ。

ロッテは「水素・電池素材」の開発を新事業に設定し、持続可能性を強調する。ロッテの化学群は、2030年の売上高50兆ウォン(約5兆1800億円)達成のため、水素エネルギー・電池素材・リサイクル・バイオプラスチックなど、環境にやさしい事業の拡張でポートフォリオを改編している。

水素事業は2030年までに計6兆ウォンを投資し、120万トン規模の清浄(クリーン)水素の生産を目標とする。このため産業ガスメーカー「エアーリキッドコリア(Air Liquide Korea)」と合弁会社を設立し、ロッテケミカル・テサン(大山)工場敷地にロッテケミカルの副生水素を活用した大規模高圧水素出荷センターを建設して、2024年下半期に事業を開始する予定だ。

電池素材はロッテケミカル、ロッテ精密化学、ロッテアルミニウムがバッテリー4大素材(陽極材、陰極材、電解液、分離膜)に直接・間接的に投資・生産し、2次電池核心素材のバリューチェーンを整えた。

ロッテは化学群を通じて、4大素材すべてを生産できるようになった。グループ内の技術確保、系列会社間の協力強化によって、多様な相乗効果のある方法を導き出し、未来のバッテリー素材をリードしたい考えだ。(つづく)

(c)NEWSIS

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