2024 年 12月 21日 (土)
ホーム経済流通韓国ファッションでも「ビーガン」ブーム…MZ世代が価値消費

韓国ファッションでも「ビーガン」ブーム…MZ世代が価値消費

8月19日、ソウル・aTセンターに並べられた人工毛皮の衣装(c)NEWSIS

韓国で動物保護・環境保存に対する関心が環境にやさしい消費トレンドとして定着し、ファッション業界でもビーガン(Vegan)ブームが起きている。

韓国でビーガニズムが本格的に大きな関心を持たれるようになったのは、新型コロナウイルス感染拡大以降だ。自身の健康的な生活はもちろん、動物福祉と地球環境保存に大きな関心を持ち始め、価値消費性向に従うMZ世代を中心に「ビーガン」文化が明確なトレンドとして位置づけられた。

ベジタリアン中心の外食文化から始まったビーガン文化は、化粧品だけでなくファッションやブランド品業界にも急速に広がっている。

ファッション各社は服を生産する際、環境に悪い影響を及ぼさないエコ素材や、動物を犠牲にしない代替素材を開発し、製品を続々と発売している。また、ペットボトルから原糸を抽出したり、廃材を活用したりするなど、捨てられた資源を再利用して服にする資源循環も積極的に導入している。

eコマース「ウィメプ(Wemakeprice)」では10月、革や毛皮、ウールなど動物性素材を使わないビーガンファッション販売が昨年同期比で3桁以上増えた。特にグースダウン、ミンク毛皮など動物の毛と革を主に使う冬のコートを、人工的に似たように作った「フェイクファー(Fake Fur)」商品販売量は前年比でなんと754%も急増した。

新世界インターナショナルが輸入・販売するイタリアのビーガンダウンブランド「セーブ・ザ・ダック(SAVE THE DUCK)」も、本格的な寒さが始まった12月に入ってオンライン売り上げが前年同期比71%伸びた。

(c)NEWSIS

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