韓国で、周囲との関係が断絶したまま孤独死した人々の半数以上は50~60代男性であることが、保健福祉省発表の「2022年孤独死実態調査」でわかった。
韓国における昨年の孤独死は3378人。うち50~60代男性が1760人で、全体の52.1%を占めた。50代が900人(26.6%)、60代が860人(25.5%)だ。女性は50代で91人、60代で114人となっており、男性は50代で女性の10倍、60代で7.5倍に上る。
男性だけでみれば、孤独死2817人のうち、50~60代が占める割合は62.5%だった。他の年齢層は、40代(436人)、70代(314人)、80代以上(135人)、30代(120人)、20代(37人)、10代(1人)だった。
韓国では、男性が相対的に健康管理や家事に慣れていないうえ、中・高年期に入って失職や離婚などにより家族や同僚との連帯が弱まり、孤独死に至ったのではないかと分析されている。
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