韓国コンビニ業界が、全国の有名グルメメニューを自宅で味わえる簡便食(インスタント・レトルトなどの簡単な調理で食べられる食品)を先を争って発売している。物価高が続き、合理的な価格でグルメメニューを手軽に楽しめる簡便食は、外食費に負担を感じる若年層の間で人気を集めている。
簡便食は、各地のグルメ店を訪れたり待ったりしなくても、手軽に人気メニューの味をそのまま楽しめるというメリットがある。
コンビニ「GS25」がソウル・狎鴎亭(アックジョン)の粉食グルメ店「トサン粉食」とコラボして発売した簡便食は発売5日で30万個以上が売れた。
GS25は、トサン粉食の看板メニューの味をそのまま生かして製品を開発した。「トサン粉食明太子マヨライス(おにぎり)」や「トサン粉食ビビン麺セット(のり巻きと調理麺)」は10~30代の顧客で人気を集めた。
コンビニ「CU」も有名レストランと手を結び、簡便食を積極的に発売している。今年3月には、SNSで人気のグルメ店「クプダン」「クシマサ」などとコロボして弁当、のり巻き、ハンバーガー、パスタなどの簡便食7種を発売したところ好調な売れ行きを見せ、売り上げランキングで上位5位内に名前を上げた。
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