2024 年 12月 31日 (火)
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韓国で原乳価格上昇、流通各社が安い「PB牛乳」で勝負

コンビニCUでPB牛乳をチェックする消費者(写真=BGFリテール)(c)MONEYTODAY

韓国で原乳価格が上方修正され、業界各社が牛乳価格を引き上げると、消費者は流通会社のPB(自社ブランド)製品を買い求めるようになった。流通会社側もPB牛乳製品の価格を低く抑えつつ集客を続けている。

酪農振興会が10月、原乳基本価格を1リットル当たり996ウォンと、前年比49ウォン引き上げた後、業者は相次いで価格を高めた。11月末、1000ミリリットル当たり2700ウォン台だったソウル牛乳は2890ウォンになり、「南陽(ナミャン)牛乳」と「毎日(メイル)牛乳」の値段も9%以上跳ね上がった。

国内畜産物品質評価院の資料によると、今月5日時点での牛乳1リットルの価格は全国平均で2794ウォン。このため、PB牛乳を求める消費者が増加した。

「ソウル牛乳」などが11月17日に値上げを断行したあと、コンビニ「CU」ではPB牛乳の「HEYROO白い牛乳」1リットルの売り上げが前年比17.8%伸びた。

PB牛乳は、マーケティング費用節減と流通構造の単純化などにより、一般のブランド牛乳より30%ほど安い。

ディスカウントストア「ホームプラス」は「釜山(プサン)牛乳農協」が生産する「シムプラス1等級牛乳」900ミリリットル2個入りを3490ウォンで販売している。「建国(コングック)乳業」で生産したディスカウントストア「ロッテマート」のPB牛乳「オンリープライス1等級牛乳」は、930ミリリットル2本入り3500ウォンだ。

この人気をとらえ、流通各社は、イベント品目にPB牛乳を加えて、顧客を誘致している。CUは今月末までサムスンカードで決済する際、PB牛乳である「HEYROO白い牛乳」1リットルなどを直ちに30%割引する。「HEYROO白い牛乳」1リットルの割引価格は1680ウォン。さらに、通信会社割引を追加で適用すれば、1480ウォンで購入できる。

(c)MONEYTODAY

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