低迷する路地商圏と零細商工人のための新たな広告サービス「Btvわが町の広告」(写真=SKB提供)(c)NEWSIS
韓国通信大手のSKブロードバンド(SKB)は4日、低迷している路地商圏(文末参照)と零細商工人のための新たな広告サービス「Btvわが町の広告」を始めると明らかにした。
「Btvわが町の広告」は、伝統在来市場や零細商工人ら地域事業者がテレビ広告を通じて自分たちの売り場を自ら宣伝できるように提供するサービス。既存の大・中堅企業中心のテレビ広告市場を地域事業者に連結させ、路地商圏に活力を吹き込んで、社会的価値を向上させようというものだ。
市・区など相対的に広い地域を対象に放送する既存のテレビ広告とは異なり、「Btvわが町の広告」は「洞(町)」単位で広告を放送することにより零細商工人がテレビで広告ができる機会を提供している。今年は事業開始とともに、ESG(環境・社会・ガバナンス)寄与活動として零細商工人コマーシャル支援、在来市場の利用活性化支援を並行させて、多様なテーマでキャンペーンを展開している。
今年9月には「Btvわが町の広告」ホームページに自社の宣伝を書き込んだ零細商工人全員にTV広告を無料でサービスする「わが町の社長を応援します」イベントを開催。その約1カ月間のイベント期間中、ホームページアクセス数が10万を超えるなど、多くの関心を集めた。
SKブロードバンドは▽スポーツセンター、外食産業、塾など多様な業種の零細商工人が参加した▽流動人口が多い場所でチラシ中心に営業する零細商工人に、手軽なテレビコマーシャルが広告媒体として定着し得ることを示した――点を評価した。
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ことば 路地商圏
大通りではなく、住宅地の狭い道路に沿って形成される商売の勢力範囲。地域活性化を目的に、小規模零細業者が並ぶ路地などに、大手企業が進出することを制限する場合がある。
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