韓国のスキー場は新型コロナウイルス感染以後、3年ぶりに“正常オープン”を控え、スキー族をとらえるために多角化を図る。温暖化で降雪量が減少するなど気候変化や、海外旅行需要増加、レジャー多様化などでスキー人気は減少傾向にある。
韓国スキー場経営協会によると、スキー場の利用客数は2011~12年のシーズン以降、毎年減っている。2011~12シーズンに686万人だったスキー人口は、新型コロナウイルス前の2019~20シーズンに376万人に半分に減り、2020~21シーズンには145万人まで下落した。
昨年に続き、今年、京畿道(キョンギド)南楊州市(ナムヤンジュシ)のスターヒルスキー場と抱川(ポチョン)ベアーズタウンは、営業不振を理由にスキー場の運営を中断した。
2021~22シーズンには久しぶりに利用客数が382万まで上がり反騰したりもした。これに対し、業界ではソーシャルディスタンス基準緩和に伴う「サプライズ需要」という立場が支配的だ。
スキー業界の関係者は「2021~22シーズンはワクチン接種率が上がり、野外距離拡大戦略も制限され需要が増加した」と分析している。
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