韓国の通信大手LGユープラスがLGグループで初めて、「非婚」を選択した職員にも結婚祝い金や休暇特典を提供する。
勤続期間5年以上、満38歳以上の社員を対象に、非婚を選択した職員に基本給100%と有給休暇5日を提供する。これは結婚時に与えられる福祉恩恵と同じ水準だ。2023年1月1日から施行する。
今回の措置の背景として、若い世代を中心に非婚に対する関心が高まり、世帯構成が多様になったことが挙げられる。実際、韓国統計庁が16日に発表した「2022年社会調査結果」によると、結婚をしなければならないと考える人の割合は50.0%で、2年前より1.2ポイント落ち込んでいる。
同社は、非婚支援金を受け取って離職するなどの事例を防止するため、支援金受領後の2年間は勤務を義務付ける。また非婚支援金を受領者が結婚することになっても追加結婚支援は受けられない。
一方、他の通信大手SKテレコムとKTはこうした非婚支援金がない。
SKテレコムは祝儀200万ウォン(約21万円)と有給休暇5日、花輪などを、KTは祝儀550万ウォン(約57万円)、結婚休暇7日などを、それぞれ提供する。
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