新型コロナウイルス感染拡大が収まらない中、新興宗教団体による10万人規模の集会が今月20日、大邱(テグ)市寿城(スソン)区の大邱スタジアムであった。集会は同日正午ごろから約3時間、開かれた。
団体は「新天地イエス教証拠帳幕聖殿(新天地イエス教会)」。同スタジアムに10万人も集まったのは、2002年の日韓共催のサッカーワールドカップ(W杯)以来という。交通整理と安全管理のため、警察400人余り、消防84人が現場に投入。教会側も独自に安全要員1万5000人を配置した。
同教会の信徒は全員がマスクを着用し、食事は行事の後に帰宅用バスの中でとること、手指消毒剤を配置することなどを記した安全計画書を区側に提出している。
市民の間には、同教会による大規模行事に反対する声もあり、スタジアム近くの道路では10人余りの市民が「新天地に反対する」というスローガンを叫んだ。
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