韓国最大のオンライン小売業者「クーパン(Coupang)」が黒字転換に成功し、過去最大の売り上げを記録した。クーパンがこれまで物流投資を続けて競争力を備えており、業界の先行きに厳しさが漂うなか、クーパンの独走状態に入ったという見方が出ている。
クーパンが米証券取引所に提出した実績報告書によると、クーパンの第3四半期の売上高は51億ドルで、前年比10%増加した。ウォンベース(四半期平均為替レート1340.5ウォン適用)では6兆8383億ウォンで、前年比27%上昇した。四半期売り上げとしては過去最大だ。
営業利益は1037億ウォン(7742万ドル)で、ロケット配送の開始以来、第1四半期の黒字を記録した。当期純利益も1215億ウォン(9067万ドル)に黒字転換した。これまで続いてきた赤字経営による懸念を払拭させる成績だ。
クーパンのキム・ボムソク議長はカンファレンスコールで「今回の成果は自動化、技術、インフラ、サプライチェーン最適化、プロセス革新を統合したフルフィルメント、ラストマイル、物流ネットワークに数十億ドル(数兆ウォン)を投資した結果」と話した。
実際、クーパンの実績はこの間積み上げてきた市場最大規模のフルフィルメントインフラと直接雇用の技師で構成されたラストマイルネットワークによって取引額が大きくなり「規模の経済」が実現した成果といえる。
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