国内の在来市場が「キムジャン(キムチ漬け)」シーズンの経済効果を期待できない雰囲気になっている。白菜や大根などキムチの材料価格が昨年より安くなったが、これを買いに来る消費者が増えないためだ。景気悪化などが原因で価格下落を実感できず、キムジャンをしない「キムジャン放棄族(キムポ族)」が増えたためだという見方が出ている。
韓国農水産食品流通公社(aT)の調査によると、今年のキムジャン費用(20株)は昨年に比べて9.1%下落した21万1389ウォンだ。ATは白菜価格の下落がキムジャン費用全体を下げたと説明している。今月10日の白菜価格は1株当たり3235ウォンで、前年比23.2%安い。
在来市場の商人たちは、キムジャン需要が減少した背景としてキムジャンの材料価格が低くなったのは事実だが、一部品目に限定され、価格下落幅が大きくなく消費者体感価格は昨年と同じような水準であるためだと分析した。
流通業界関係者は「白菜と大根の価格は下がったが、ヤンニョム(合わせ調味料)に入れる唐辛子粉など材料はむしろ高くなった。こうした状況から、全体的には昨年と同様の水準になるだろう」と話した。
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