韓国で、ベビーカーに座り、スマートフォンを手にする子供の姿が目立って増えている。スマートフォンを初めて使う時期も次第に早まっている。こうした状況を受け、子供と親を対象にしたプラットフォームではキッズコンテンツが増えている。
LGユープラスは「キッズOTT系ネットフリックス」になると宣言し、新規サービスを開始した。同社は自社の乳幼児メディアサービス「U+子供の国」をモバイル用のキッズ専用OTT「子供の国」に全面改編すると明らかにした。これまでIPTVで提供していたサービスを、別途のモバイルアプリで提供するという構想だ。
IPTVサービスからOTTに転換するにあたり、サービスの競争力はコンテンツにある。今回の改編で「子供の国」は、子供たちの参加を呼び込んで没入度を高める学習コンテンツ計5万編余りを整えた。
中でも子供たちの注目を集めるのは、双方向コンテンツだ。LGユープラスはIPTVで「本を読むテレビ」サービスを提供したことがあり、これまでの一方向から双方向にサービスを改善した。
特に子供たちが自分でモバイルまたはタブレットPC画面を操作しながら話を聞く「タッチブック」のコンテンツ218編が用意された。話を続けたり、次のページに移ったりするには、画面に表示される指の形のアイコンを矢印通りに動かす必要がある。画面下段にある再生バーを動かして先に飛ばそうとすると「あきらめずに最後まで見よう」というコメントも出てくる。
3次元(3D)増強現実(AR)で楽しめる立体ブックコンテンツも、子供たちの目を引く要素だ。絵が立体的に出てくるポップアップブックの形で、画面を傾けながら角度を調整できる。本というより映像に近く、より生き生きと読書を楽しむことができる。動植物の話から人気キャラクター童話、世界名作まで計600編余りが用意された。
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