韓国サービスロボット開発スタートアップ「RGT」がこのほど、全国120余りの加盟店をもつネットカフェフランチャイズに、自動運転ロボット「サーボット」を供給すると発表した。
大型ネットカフェでは、食事や飲み物、おやつなど多様な飲食物を提供しているが、店内全体の業務を1人または2人の従業員で対応していることが多い。飲食注文のチェックから調理、サービング、決済などの業務があり、従業員の疲労度は高い。
サーボットは、天井にマーカーを設置しなくても内蔵のライダーセンサーと3Dカメラで空間を認識することができる。狭い通路を通ったり、急な動きに対応して障害物を避けたりすることも可能だ。1回の充電後72時間連続で稼動し、注文・決済からサービングまで対応できる。
RGTは現在、30余りの韓国外食業パートナー会社にロボットを供給している。米国や日本、カナダ、オーストラリア、UAE、マレーシアの6カ国にも輸出している。食堂を越えて療養施設、スクリーンゴルフ場、ジム、複合ショッピングモール、マートなど活用領域も広がっている。
RGTのチョン・ホジョン代表は「空間的な制約でサービングロボット導入が容易でないとみられていたネットカフェにも製品を導入することになった。サービングロボットの領域を今後も拡大していく」と話している。
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