韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は13日、バイデン米大統領との米韓首脳会談、岸田文雄首相が合流した日米韓会談、さらには岸田首相との日韓首脳会談まで、計110分間連続のリレー会談に臨み、「スーパーサンデー」となった。
一連の首脳会談は、北朝鮮の核・ミサイル脅威がいつにも増して高まった状況で開催されたことから、北朝鮮に対する圧迫をさらに強化したと評価されている。
◇米韓首脳会談
米韓首脳は50分間会談し、韓国に対する米国の徹底した防衛や拡大抑止の公約を再確認し、その強化案に関して双方が今後も緊密に協議していくことにした。
バイデン大統領は韓国の電気自動車バッテリー産業に大きな影響を及ぼす米国のインフレ削減法(IRA)については「韓国企業が自動車、電気バッテリーなどの分野で米経済に寄与するところが大きい。このような点を考慮してインフレ削減法の履行方案が議論すべきだ」と述べた。
◇日韓首脳会談
両国関係が最近、改善に向かっている点が浮き彫りになった。特に両国の懸案に対する議論が一歩進んだ点が目を引いた。
大統領室によると、日韓首脳は45分間会談し、両国間の懸案と関連して外交当局間で活発な疎通が続いていることを評価し、早急な解決のために引き続き協議していくことになったという。大統領室は「懸案」について具体的には言及しなかった。
◇日米韓首脳会談
日米韓首脳は約15分間会談し、初めて包括的共同声明を採択した。
そこには「地域の安全保障環境が厳しさを増すなか、バイデン大統領は、韓国や日本に対する拡大抑止を強化するとの米国のコミットメントは強まるのみであることを再確認する」などの内容が記された。
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