「うちのクラスに君を追悼する『記憶する部屋』を作ったよ。君と撮った写真を選んだ。君と一緒に過ごしたすべての瞬間を思い出すと、とめどもなく涙が出た。本当に涙だけ流れた。泣かずに強い姿だけを見せたかったのに、君の前では我慢できなかった。本当に会いたい」
秋風に飛ばされそうで、友人たちはメモの片隅をチョコミルクのパックで押さえた。メモを書いた人がどれぐらいの年齢層かわからない。だが、追悼空間を学級につくったという内容から見て、中・高校に通う10代と推定される。
メモに「友よ、死んでないよね?もうすぐ来るよね?私はあなたが本当に戻ってくると思う」と書いている。
韓国教育省によると、ソウル・梨泰院(イテウォン)雑踏事故で中学生1人と高校生5人が死亡した。
追悼空間を設置して何日も過ぎたが、市民の足は絶えなかった。横4メートル、縦2メートルの壁を囲んで菊の束と手紙が山積みになった。
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