米政府系放送局の「自由アジア放送」(RFA)は10月27日、北朝鮮が1984年から今年10月19日まで計204発のミサイルを試験発射し、このうち156発が成功したと伝えた。米国の非営利機関「核脅威防止構想」(NTI)の集計を引用したもので、試射の成功率(76%)は比較的高いと分析している。
北朝鮮のミサイル試験の成功率は、年々上昇している。1984年は6発を発射したが、成功したのは3発だった。1990年には2発のうち1発が成功。1991年は発射した1発が成功し、1992年は発射した1発が失敗に終わった。
一方、2006年に発射した7発のうち6発が、2009年に発射した8発のうち7発がそれぞれ成功した。2014年に発射した19発はすべて成功。今年の場合、44発のうち失敗は4発だけで、27発は成功が確認され、13発は確認不可能としている。
今年発射した短距離弾道ミサイル(SRBM)2発はいずれも成功、中距離弾道ミサイル(IRBM)1発も成功したと評価した。
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