◇堤川の味紀行
忠清北道(チュンチョンプクト)堤川(チェチョン)は安くて高い満足度が得られる旅行先だ。1万9900ウォンで堤川の5種類の味を楽しむ「ガストロツアー」があるためだ。
ガストロツアーは、いろいろな料理を味わいながら堤川の話を聞くというグルメツアーだ。名物の赤おでんと「トンシル粉食」のもち米餅から薬草を入れた薬膳料理まで、堤川の食文化に余すとこなく出会うことができる。
Aコースはもち米餅を始め、白タンポポビビンバ、マッククス(素麺)、サンドイッチ、赤おでんの順で味わう。
Bコースは、牛肉のプルコギを食べた後、マッククス、トウキ(当帰)の草団子と韓方茶、赤おでん、地ビールを順に楽しむ。好きな食べ物によってコースを選べるが、クラフトビールが飲めるBコースは多くの若者が選んでいる。参加人数は4~20名で、A・Bコースの価格は同じ。
満腹感を解消するため、義林池(ウィリムジ)と済林(チェリム)に向かう。老松が鬱蒼と茂った義林池を散策していると心が穏やかになる。龍湫(ヨンチュ)滝ガラス展望台の目の眩むようなスリルもお見逃しなく。清風(チョンプン)文化財団地では水没前の住民の生活ぶりを見て、清風大橋と清風湖を鑑賞する。
4人で旅行する場合は、地元の運転手が案内する観光タクシーを利用すると効率的だ。5時間の間、1人当たり1万2500ウォンで提川のあちこちを見て回る。地元の人の生き生きとした案内と親切な説明が基本になっている。
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